中綴じのページ数が4の倍数になる理由|白紙を入れる場所の決め方
中綴じの冊子は紙1枚の表裏に4ページ入るので、ページ数は必ず4の倍数になります。足りないときに白紙をどこへ入れるかで、裏表紙の位置や見開きが崩れるかが変わります。3つの入れ方と、刷る前の確かめ方をまとめました。
公開読了目安 約4分
この記事の要点
- 紙1枚を2つ折りにすると表と裏で4ページになるので、中綴じは4の倍数
- 足りない白紙は1〜3ページ。どこに入れるかで仕上がりが変わる
- 最後に足すと、裏表紙のつもりのページが冊子の中に入る
- 本文の途中に白紙を奇数ページ入れると、それより後ろの見開きの左右が入れ替わる
- 各面に並ぶ2つの番号を足すと、どの面でも総ページ数+1になる
目次
中綴じの冊子は、紙を重ねて真ん中で 2 つ折りにし、折り目を留めて作ります。 紙 1 枚から表と裏で 4 ページできるので、ページ数は必ず 4 の倍数になります。
原稿が 4 の倍数でなければ、白紙を足すしかありません。 足すのは 1〜3 ページですが、どこに足すかで冊子の見た目が変わります。
紙1枚が4ページになる仕組み
横向きの紙を 1 枚、真ん中で折ってみてください。 折った紙の外側に 2 ページ、内側に 2 ページ、合わせて 4 ページの面ができます。
紙を 2 枚重ねて折れば 8 ページ、3 枚なら 12 ページです。 どの冊子も「紙の枚数 × 4」ページなので、4 の倍数以外のページ数は作れません。
12 ページの冊子なら、紙ごとの並びは次のとおりです(横書きの左綴じ)。
| 紙 | 表(左・右) | 裏(左・右) |
|---|---|---|
| 1 枚目(いちばん外側) | 12・1 | 2・11 |
| 2 枚目 | 10・3 | 4・9 |
| 3 枚目(いちばん内側) | 8・5 | 6・7 |
外側の紙ほど、外側のページを受け持ちます。 1 枚目の表には、裏表紙の 12 と表紙の 1 が並びます。
足りないページ数と、足す白紙の数
足す白紙の数は、ページ数を 4 で割った余りで決まります。
| 原稿のページ数 | 4 で割った余り | 足す白紙 | 白紙込み |
|---|---|---|---|
| 9 | 1 | 3 ページ | 12 |
| 10 | 2 | 2 ページ | 12 |
| 11 | 3 | 1 ページ | 12 |
| 12 | 0 | なし | 12 |
白紙が 3 ページも入るなら、原稿のほうを 1 ページ減らせないか考える手もあります。 あとがきや目次のページを足して、4 の倍数にそろえる方法もあります。
白紙を入れる3つの場所
白紙の場所は、大きく 3 つから選びます。 それぞれ、何が動いて何が残るかが違います。
1. 最後に足す
いちばん簡単な方法で、本文の並びは 1 ページも動きません。 ただし最後のページが裏表紙なら、それが冊子の中に入り、外側の裏表紙は白紙になります。
複合機の製本コピーにも、白紙を最終ページ側に足すと取扱説明書に書いている機種があります。 裏表紙を用意した原稿では、この動きに気をつけてください。

2. 裏表紙の手前に入れる
動くのは最後のページだけで、裏表紙は外側に残ります。 白紙は裏表紙のすぐ内側に並ぶので、メモ欄として使うこともできます。
6 ページの原稿なら、白紙は冊子の 6・7 ページ目に入ります。 1 枚目の表は「6・1」になり、裏表紙と表紙が外側にそろいます。

3. 本文の途中に入れる
章の区切りや表紙の裏など、好きな場所に白紙を入れる方法です。 自由に決められる代わりに、1 つ注意があります。
白紙を奇数ページ入れると、後ろの見開きが入れ替わる
左綴じの冊子では、偶数ページが左、奇数ページが右に来ます。 本文の途中に白紙を 1 ページ入れると、それより後ろのページ番号が 1 つずつ増えます。
番号が 1 つ増えると、偶数と奇数が入れ替わります。 もとの 4 ページ目は 5 ページ目になって右へ、5 ページ目は 6 ページ目になって左へ移ります。
見開きで 1 枚の絵や表を作っていたら、その左右がばらばらになります。 白紙を途中に入れるなら、2 ページずつ(偶数ページ)入れれば左右は崩れません。
刷る前に並び順を確かめる方法
並び順が合っているかは、各面の 2 つの番号を足すと確かめられます。 1 束の中綴じなら、どの面でも「総ページ数+1」になります。
12 ページの冊子なら、どの面も 13 です。 12+1、2+11、10+3、4+9、8+5、6+7 と、表の 6 面がすべてそろいます。
足して合わない面があれば、その紙のどこかで順番を取り違えています。 白紙を足した冊子では、白紙にも冊子のページ番号を振ってから足してください。
確かめたら、紙 1 枚だけ試しに刷って折るのが確実です。 裏の向きや左右の取り違えは、刷った紙を見るのがいちばん早く分かります。
PDFの原稿なら並べ替えを任せられる
PDF で原稿を作ったなら、並べ替えは道具に任せられます。 小冊子印刷メーカーは、白紙を最後に足すか裏表紙の手前に入れるかを選べます。
足した白紙が冊子の何ページ目かは、画面に必ず出ます。 本文の途中に白紙を入れたいときは、原稿の PDF に白紙のページを足してから読み込んでください。
まとめ
中綴じのページ数が 4 の倍数になるのは、紙 1 枚が表と裏で 4 ページになるからです。 足りないぶんの白紙は、最後・裏表紙の手前・本文の途中のどこかに入れます。
裏表紙を用意しているなら、裏表紙の手前に入れるのが無難です。 途中に入れるなら偶数ページずつにして、見開きの左右を守ってください。
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参考・出典
- シャープ BP-70M90 取扱説明書「パンフレットのようにコピー(製本)」 — シャープ (2026-10-04 閲覧)
本記事は上記の公的機関・公式情報源を参考にしています。最新の情報は各リンク先をご確認ください。
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