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Excelに貼る前のテキスト整理|重複・並べ替え・行番号の順番

名簿やリストをExcelに貼る前は、空白と空行、重複、並べ替え、行番号の順に整えます。番号はタブ区切り・ゼロ埋めなしで付けます。先頭のゼロや長い番号、日付に見える値は、テキストを整えてもExcelが貼るときに変えるので、取り込み方で防ぎます。

公開読了目安 約5分

この記事の要点

  • 貼る前の整理は、空白と空行→重複→並べ替え→番号の順に進める
  • 番号を先に付けると、すべての行が別物になって重複が消えない
  • 番号はタブ区切りにすると、Excelで隣の列に分かれて入る
  • ゼロ埋めの番号は、Excelに貼ると先頭のゼロが消える
  • 先頭のゼロ・16桁以上の番号・日付に見える値は取り込み方で守る
目次

名簿やリストをExcelに貼る前は、空白と空行 → 重複 → 並べ替え → 行番号の順に整えます。 番号は最後に、タブ区切り・ゼロ埋めなしで付けると、Excelで隣の列に分かれて入ります。

順番を入れ替えると、片づけたはずの重複が残ったり、番号がずれたりします。 もう 1 つの落とし穴は、テキストをきれいに整えても、Excelが貼るときに値を変えることです。

この記事では、貼る前の 4 つの手順の順番と理由、貼ったときに変わる値の守り方、貼ったあとの確かめ方をまとめます。 住所録の全角・半角や表記の揺れをそろえる手順は住所録の表記揺れを一括で直す5つの手順で扱っています。

順番は「空白 → 重複 → 並べ替え → 番号」

4 つの手順には、前の手順の結果を次の手順が使う関係があります。 理由とあわせて並べると、次のとおりです。

  1. 前後の空白と空行を消す: 「鈴木 一郎」と「鈴木 一郎 」(末尾に全角の空白)は、そのままだと別の行として数えられる
  2. 重複を消す: 空白をそろえたあとなら、見た目が同じ行は同じ行として消える
  3. 並べ替える: 重複を消したあとなら、並べた行数がそのまま人数や件数になる
  4. 番号を付ける: 最後に付ければ、1 から最後まで欠けずに並ぶ

いちばん崩れやすいのは、番号を先に付けたときです。 「a・b・a」の 3 行に番号を付けると「1 a・2 b・3 a」になり、どの行も別の文字列になります。

こうなると、重複を消す道具は「3 a」を消しません。 重複を消すのは、必ず番号を付ける前にします。

並べ替えてよいかで道具を選ぶ

並べ替えと重複削除は、どちらも行の数を変える作業です。 元の順番を残したいかどうかで、使う道具が変わります。

  • 順番を変えてよい: 並べ替えの道具で「前後の空白をトリムする」「空行を削除する」「重複行を削除する」をまとめてかける。1 回で手順 1〜3 が終わる
  • 順番を残したい: 先に置換の道具で各行の前後の空白を消し(手順 1)、そのあと重複を消す道具で、最初に出た行か最後に出た行のどちらを残すかを選ぶ(手順 2)。並びはそのまま

重複を消す道具の「前後の空白を無視して比較する」は、比べるときだけ空白を外す設定です。 残った行の空白は消えないので、「鈴木 一郎 」が先に出ていれば、末尾の空白ごと残ります。 順番を残すときに手順 1 を置換の道具に任せるのは、このためです。

テキスト置換ツールで「正規表現を使う」をオンにし、検索に次の式を入れて、置換は空にします。 各行の頭と末尾の空白(全角・半角・タブ)だけが消え、名前のあいだの空白は残ります。

(?<=^|\n)[  \t]+|[  \t]+(?=\n|$)

名前のあいだの空白が全角か半角か、のような違いは、どちらの道具でも同じ行になりません。 その揺れは、先に全角・半角をそろえてから重複を消します。

道具はテキスト行ソートツールとテキスト重複行削除ツールの 2 つです。 番号は、次の節の決め方で行番号付与・除去ツールを使って付けます。

番号はタブ区切り・ゼロ埋めなしで付ける

Excelは、タブを含む行を貼ると、タブの位置で隣の列に分けて入れます。 番号の区切りをタブにすると、番号の列と名前の列に分かれます。

「1. 佐藤 花子」のようにドットで区切ると、番号と名前が 1 つのセルに入ります。 あとで番号の列だけで並べ替えたいなら、タブ区切りにしておきます。

もう 1 つ避けたいのが、ゼロ埋めの番号(01、02 …)です。 Microsoftの説明では、00123 のように先頭にゼロがある値は、既定では数値の 123 に変わります。

ゼロ埋めの番号を貼ると、Excelの上では 1、2 … に戻ります。 桁をそろえて見せたいなら、貼ったあとにExcelの表示形式でそろえます。

整えても防げない、Excelの変換

ここまでの整理は、テキストの中身をそろえる作業です。 ところがExcelは、貼られた値を見て、数値や日付に変えることがあります。

Microsoftの説明に挙がっているのは、次の 4 つです。

  • 先頭のゼロが消える: 00123 が数値の 123 になる。社員番号・商品コード・郵便番号で起きやすい
  • 16 桁以上の数字が丸められる: 有効桁数は 15 桁で、16 桁目からはゼロに置き換わり、指数表記で表示されることがある
  • 「E」をはさんだ数字が指数になる: 123E5 が 1.23E+07 として表示される
  • 日付に見える値が日付になる: 12/2 のような値が日付に変わる

どれも、テキストの段階では防げません。 貼るときの取り込み方のほうで守ります。

  • 自動データ変換の設定を変える: Windows版のMicrosoft 365とExcel 2024では「ファイル」→「オプション」→「データ」の「自動データ変換」で、上の項目ごとに変換を止められる
  • テキスト/CSVから取り込む: 「データ」→「テキスト/CSV から」で取り込み、守りたい列のデータ型をテキストにする
  • 先にセルを文字列にしておく: 入力する前に、セルの表示形式を「文字列」にする

日付への変換は、自動データ変換の設定でも止まらない形があります。 設定で止められるのは、JAN1 のような字と数字の続きです。 12/2 のような数字の日付について、Microsoftはセルを先に文字列にする方法を案内しています。

貼ったあとに確かめる 3 つのこと

貼ったら、次の 3 つを確かめます。

  1. 行数: 貼る前のテキストの行数と、Excelの最後の行の番号(見出しの行を引いた数)が同じか
  2. 番号とコード: 先頭のゼロが消えていないか。16 桁以上の番号の末尾が 0 に変わっていないか
  3. 日付: 日付でない列に、日付が混ざっていないか

Microsoftは、文字列として扱われる数字はセルの中で左揃えになると説明しています。 表示形式を変えていなければ、番号やコードの列が右に寄っているのは数値に変わった合図です。

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参考・出典

本記事は上記の公的機関・公式情報源を参考にしています。最新の情報は各リンク先をご確認ください。

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