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住所を都道府県・市区町村・番地以降に分ける手順|Excelの住所録をまとめて

Excelの1列に入った住所を、都道府県・市区町村・それ以降の列に分ける手順です。市区町村の一覧と名前で照合するので、市川市や四日市市の途中で切れません。都道府県が抜けた住所の補い方と、分けられなかった行の見分け方までを画面で追います。

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この記事の要点

  • 住所の列を貼ると、都道府県・市区町村・それ以降の3つに分かれる
  • 境目は市区町村の一覧と名前で照合して決めるので、市川市の途中で切れない
  • 都道府県の抜けた住所は、1つに決まるときだけ補い、補ったことを表に出す
  • 分けられなかった行は「見つからない」として理由が並び、書いた文字は残る
  • 結果はタブ区切りでコピーし、Excelの空いた列に貼れば列に分かれる
目次

住所録の住所を都道府県と市区町村に分けたいなら、住所の列を貼ってコピーし直すだけです。 住所分割ツールは、1行に1件の住所を「都道府県・市区町村・それ以降」の3つに分けます。

境目は、市区町村の一覧と名前で照合して決めます。 「市」の字を探して切る方法と違い、市川市や四日市市の途中で切れることはありません。 この記事では、貼り付けからExcelに戻すまでを順に説明します。

住所を分けるときの「あるある」3つ

住所録の住所を列に分けようとすると、次のようなことが起きがちです。

  • 「市」の位置で切ったら、市川市が「市」と「川市…」に割れた
  • 都道府県が書かれていない行があり、何県かを1件ずつ調べることになった
  • 何百行もあると、どの行がおかしく切れたのかに気づけない

どれも、字の位置だけを手がかりにしていることから起きます。

市区町村の名前で照合するとどう変わるか

住所分割ツールは、総務省の市区町村の一覧(令和6年1月1日更新)を持っています。 住所の頭から読んで、一覧の名前といちばん長く一致したところを市区町村とします。

「四日市市」は名前ごと一致するので、最初の「市」では切れません。 一覧に無い名前の行は、分けずに理由を書いて返します。

住所分割ツールの使い方

1. 住所の列を貼る

Excelで住所の列を選んでコピーし、入力欄に貼り付けます。 1行に1件です。見出しの行を一緒に貼ると、その行は「見つからない」として返ります。

住所分割ツールの初期画面。「分けたい住所(1行に1件)」の入力欄の下に、照合に使う一覧が総務省の全国地方公共団体コード(令和6年1月1日更新)であることと、都道府県を補う・区を別の列に分ける・確認メモの列・見出し行の4つの設定が並んでいる

1万行までまとめて貼れます。 氏名など別の列も一緒に貼ると、何行目にタブがあるかを知らせて止まります。

2. 状態ごとの行数を確かめる

貼るとすぐに、状態ごとの行数が出ます。 「要確認」「候補が複数」「見つからない」が0でなければ、表でその行を確かめます。

状態ごとの行数のカード。分けた4行、都道府県を補った1行、要確認0行、候補が複数1行、見つからない1行、空行0行

「要確認」は、郡の名前が一覧と違うなど、分けたうえで確かめてほしい行です。

3. 表で分け方と理由を見る

表には、行ごとの郵便番号・都道府県・市区町村・それ以降と、状態が並びます。 状態の下の小さな文は、補わなかった理由や、一覧に無かった理由です。

分けた結果の表。1行目は郵便番号183-8703・東京都・府中市・宮西町2-24で「分けた」。3行目は北海道・虻田郡洞爺湖町・栄町58、4行目は三重県・四日市市・諏訪町1-5。5行目は京都府(補った)・京都市中京区で「都道府県を補った」。6行目は府中市だけで「候補が複数」、候補は東京都府中市と広島県府中市。7行目は埼玉県・浦和市高砂3-15-1で「見つからない」

この例では、5行目の京都市は京都府にしか無いので、京都府を補いました。 6行目の府中市は東京都と広島県の両方にあるので、どちらとも決めずに候補を並べています。

7行目の浦和市は、合併で今はさいたま市になった名前です。 一覧に無いので分けず、書いた文字は「それ以降」の列に残しています。

4. タブ区切りでコピーしてExcelに貼る

「タブ区切りでコピー」を押し、Excelの空いた列の先頭のセルに貼ります。 タブのところで列が分かれて、都道府県・市区町村・それ以降・確認メモの順に入ります。

Excelに貼るタブ区切りの欄と「タブ区切りでコピー」のボタン。欄には行ごとに郵便番号、都道府県、市区町村、それ以降、確認メモがタブで区切られて並んでいる

行の数と順番は、貼った住所と同じです。 空行も空の行として返すので、元の列の隣に貼っても行がずれません。

「=」や「+」で始まるセルは、Excelで式として読まれないよう、先頭に「‘」を付けてコピーします。

さらに詳しく使いたいとき

政令指定都市の区を別の列にする

「政令指定都市の区を別の列に分ける」を選ぶと、「区」の列が増えます。 横浜市中区は「横浜市」と「中区」に分かれます。

区を別の列に分けた表。2行目の横浜市中区が、市区町村の列に横浜市、区の列に中区と分かれ、5行目の京都市中京区も京都市と中京区に分かれている

東京都の千代田区のような特別区は、それ自体が市区町村です。 そのため、この設定でも市区町村の列のまま残ります。

確認メモの列と見出し行

確認メモの列は、最初から付く設定です。 Excelに貼ったあとも、補った行や見つからなかった行を並べ替えや絞り込みで拾えます。

見出し行は最初は付きません。 空いた列に貼るときは、必要に応じて「見出し行を付けてコピーする」を選びます。

スマホで使うとき

スマホの幅では、表が1行ずつのカードに積まれます。 状態や理由が画面の外に隠れず、縦に読み進められます。

スマホの幅で開いた結果。1行ごとに、行・郵便番号・都道府県・市区町村・それ以降・状態が縦に並んだカードになっている

こんな場面で使える

  • 年賀状の住所録を、都道府県ごとに並べ替える前に分ける
  • 問い合わせの名簿を、市区町村ごとに数える
  • フォームで1つの欄に集めた住所を、宛名ラベルの列に合わせる
  • 古い名簿に、合併前の住所が残っていないかを拾い出す

使用例

たとえば、町内会の名簿を市区町村ごとに数えることになったとします。 名簿の住所は1列で、都道府県から書いた行と、市から書いた行が混ざっていました。

住所分割ツールに貼ると、市から書いた行にも都道府県が補われ、どの行を補ったかも分かります。 「候補が複数」になった2行だけを確かめれば、残りはそのままExcelで数えられます。

安心して使えるポイント

貼った住所は外部に送らず、ブラウザの中だけで照合します。 人の住所が並ぶ名簿でも、手元から出さずに分けられます。

分けられなかった行も、書いた文字はどこかの列に残ります(郵便番号だけは「123-4567」の形にそろえます)。 勝手に別の名前へ直すことはしないので、確かめてから手で直せます。

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まとめ

住所の列を分けるときは、字の位置ではなく市区町村の名前で照合すると、途中で切れる失敗が無くなります。 都道府県の抜けや一覧に無い名前は、状態と確認メモで見分けられます。

Excelの関数で分けたときに間違える市区町村がどれかは、「Excelで住所を分ける関数が間違える市区町村」で数えています。 住所録の表記の揺れは、「住所録の表記揺れを一括で直す5つの手順」を先に済ませておくと分けやすくなります。

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補足: 開発者の方へ

照合の一覧は、総務省の全国地方公共団体コードのExcelファイルから生成しています。 都道府県47・市区町村1,747・政令指定都市の区171です。

総務省の一覧には郡の名前が無いため、郡は日本郵便の郵便番号データから取りました。 両方の団体コードを突き合わせると、郵便番号データの1,892のコードはすべて総務省の一覧にありました。

照合は、名前を先頭の1字で引けるMapに入れ、いちばん長く一致したものを採ります。 「ケ」と「ヶ」は同じ字として比べ、濁点の分かれた文字はNFCにそろえてから照合します。

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